あれ?

ショウシャ

LETTER: ツナマヨ→蛇 僕

こんにちは。返事が返ってきてよかった!僕は安堵しました。

ツナマヨの話なんて、しましたね。僕はあいつだけがあの学校の宝だと本気で思っていました。宮とは今でも年賀状を送り合う仲です。送り合う程度です。

宮は今テレビのディレクターをやっているらしいです。しかも、冒険するような番組?この間はロケで足元を大蛇がすり抜けて、その瞬間、宮は初めて走馬灯を見たそうです。そこでみるのかよ。


あ、僕のペットは、ヘビです。ベッキーと一緒です。タマゴヘビ、飼ってるんです。なぜ飼い始めたかと言うと、ひんやりしているからです。僕は昔から人の体温が苦手で、もちろん動物の体温も苦手で、でもコミュニケーションはとりたいってワガママで、ヘビは最高のパートナーということになるのです。

君との手紙を続けていたのもそういうことなんでしょうかね。人との会話は続かない僕でしたが、手紙だけは続けられたものでした。


僕が人の体温がダメな人間だから、君とは出逢わない世界に今いるんでしょうか。いやもちろん、会おうと思えば会えますが。

もしも僕が人の体温が平気だったら、君とは手紙でなくて出会っていたのかもしれませんね。そんなパラレルワールド


あの頃君の手紙はサプリメントでした。今もそうなりそうです。まだやりとりしてくれると嬉しいです。ちょっぴり雨が降っています、君は大丈夫ですか。僕は、ギリギリ、大丈夫です。