あれ?

ショウシャ

たかしへ

戸棚におやつのかりんとうが2袋はいってます。島崎さんがくれたちょっといいやつだからおいしいと思うよ、とっても。今日お母さんはその島崎さんとごはん食べてお話してくるから、夜ごはんに間に合わないと思います。コンロの上にカレーと、冷蔵庫にたまごあ…

青い欠陥

「冷たい」 「へ?」 「冷たい」 「…水?」 「態度!」 「あー…氷。」 「連想ゲームじゃない!バカ!」 「…なに。え、なに?」 「ほら!そういうとこ!!私今、どうしてる!?」 「え、…怒ってる。」 「わかるじゃん!わかるんじゃん!!じゃあなんで?」 「…

やさしい朝

「ん…………」「おはよ」「……びっくりしたぁ……」「は?」「なんでいんのかとおもった…」「寝ぼけがすごいな」「ん〜〜……なんじにおきた?」「いや、今 あんたが起きる直前に起きたよ」「え〜〜……いまなんじ……」「8時20分」「え〜……………」「…………」「………………はぁ」…

無かった

「あっ」「ん?」「雨が」「あ」「降ったらお話する約束でしたね」「え」「あれ、違いましたっけ」「え、や、ごめんなんだっけ」「え?」「何の話?」「あ〜…」「ごめん、忘れちゃった、何の約束だっけ?」「あー、や、わたし…の勘違いかもしれないです、約…

独白

認識できない、あ、これ、なに?あれ、は…なに?どうして。これは…わたし、が引き起こす、し、たのだろうかいやそんなはず、ねえ?はははは。これは、嘘…ははははこれからどうしようどうしようどうしようこんなに真っ赤でどうしようはは、ははははっ 勢いよ…

高校1年から最後まで同じクラスだった女の子の友達がいた。1年の時は仲良くなかった。2年の時に仲良くなった。3年の秋、初めてその子の家へ行った。なにも目的はなかった。昼ごはんも食べていなくて、なんにもない、白ごはんしかないって彼女が言いながら棚…

LETTER: ツナマヨ→蛇 僕

こんにちは。返事が返ってきてよかった!僕は安堵しました。ツナマヨの話なんて、しましたね。僕はあいつだけがあの学校の宝だと本気で思っていました。宮とは今でも年賀状を送り合う仲です。送り合う程度です。宮は今テレビのディレクターをやっているらし…

ラブレター草案

笑えないくらい好きです。

LETTER: 信号→ツナマヨ 私

どうもお久しぶりです。手紙、ありがとう。君のお手紙は実家に届き、母から私の元へきちんと送られてきました。最初は唐突な手紙に少し慄きましたが、読んでいるうちに嬉しくなりました。やっぱり手紙はいいものですね。文明の遺産です。あ、でもちょっと私…

LETTER: 信号 僕

お久しぶりです。僕を覚えてますか?本当のことを言うと僕は君を覚えていなかったのですが、実家がリフォームするというので、秘められし押入れをガサ入れしていたら、君との文通の痕跡が出てきまして、あー、これはこの文通もリフォームしなくては、と思い…

いいね

「…みた?いまの人。店員さんに態度悪すぎやろ。」「思ったそれ。ああいう人ってなんなん?自分のこと石油王やと思ってんの?」「ちょっと、きこえちゃうよ。」「ええよちょっとくらい。嫌な人に気ぃ使う必要ないし。」「1飲食店に1用心棒つけるべきやと思う…

夏の窓から風は吹く

「いつか覚えてないけど」「ん?」「ドラマを観たの、少しだけ古いドラマ」「うん」「なんだっけな……忘れちゃったけど…音楽はすべての芸術の上に立つって、そんなセリフが出てきたの」「うん」「別に重要な人の、重要なセリフじゃないんだけど。なんか、胸に…

TEL:遠距離 m

もしもし?ユキ?あ、今よくなかった?あ、良かった。バイト?なんだっけ。ああ、イタリアン。あ、あの写真のやつか。あそこお洒落だよな。って俺は思ったけど。あ〜、慣れちゃうか。だよな。ん?俺?いや大学生だけど?はは。ああ、バイトね。 ん〜〜…まあ…

TEL:遠距離 f

はーい。うん。ん?ううん、ちょうど今帰ってきたところだから、へいき。え?そうバイト。イタリアンイタリアン。そう〜、前送ったとこね、覚えてんだ。あー、まあ結構お洒落かもね。いやもうバイトでずっと行ってたらさあ、そう、見慣れちゃうもん。わかん…

繋がる時、レジ

「ササノさんって、」 「はい」 「生まれ変わるならあたしとムラオカさんどっちがいいですか?」 「…ん?」 「あ、どっちになりたいかっていう。」 「なんですかその質問、男か女か、ではなく?」 「ではなく!え〜〜、気になりますよねえ?ねえムラオカさん…

ばいばいの前に夢を

「最近へんな夢しか見てないんよ」「へんな夢って、どんなん」「わからん」「は?なにそれ…」「へんな夢だって感触と、空気は確かに体が覚えてるんだけど、それがなんの夢だったかは全く覚えてないんよ」「ええ?あ〜…まあでも夢なんて覚えとらんわな、起き…

正夢はお皿を拭いて

「もうすっかり春ですね」「え?」「え?」「9月」「え?」「今9月ですよ」「え?今あたしなんて言ってました?」「もうすっかり春ですねって」「え?なんでそんなこと言ったんですか?」「知りませんよ、君のことは君にしか」「え〜、綺麗な言葉喋りますね…

近づく

「あ、待って…」 「ん」 「うーん…ちょっと…案内板…」 「あそこにあるよ」 「あ、良かった…助かります」 「俺も高円寺来たことないんだよね〜〜 」 「ですよね〜〜、…。」 「…」 「うーん…」 「…」 「………この現在地ってアテになりますかね?」 「んん?なん…

ふたりの社窓から

「一人でいるのは寂しいじゃないですか?」「うん?うん。」「だからわたしね、最近は家に帰れないんですよ。」「えっ?帰ってないの?」「うん、あのね、足が帰路につかないんですよ。そうしようとすると、フラフラ、ガクガク、しちゃうんですよ。」「それ…

完璧ミスった

「完璧ミスった」 「なに、どした」 「え?」 「え?いや完璧ミスったって、何を」 「えっ? いま口んだしてた?」 「えっ、出してたじゃん え、無自覚なの?なに?怖いんだけど」 「かんっぜんに無意識だったわ…え〜これやばいよね?なんていうの?夢遊病み…

いか

「いかすき?」 「え?」 「いか、いかだよいか」 「いか?海のイカ?」 「そ」 「えぇ〜…好き…っちゃ好きだけど、てか、そんないかのこと好きとか嫌いとか考えたことねー、なくない?」 「あーー、まぁ、そーかもだけど、。」 「てかなんで?」 「え?」 「…